FreeNAS導入の覚書
2016.03.25
  • Vine Linux をサーバーとして導入すれば、Windows File Serverを容易に構築することができる。 が、SMBの設定は意外と厄介で複雑だ。Web Pageを利用して設定するのだが、以前に構築して利用した経験からすると、若干の設定間違いで全く利用できなくなる。 FreeNAS File Serverに比較してその安定度に雲泥の差がある。 FreeNASはFreeBSDベースの派生OSだけにSSHからの設定だとそれなりの予備知識が必要だが、設定は安定度の高いWEBベースで、ReferenceもWeb上から参照できる。

  • 2007-2010頃に生産、出荷されたメーカー製PCは対応OSが殆どWindows Vista, OSのサポート切れが来年春という事で不人気の、げすの極み?とでもいうべき旧式PCである。 が、OSは古くともハードウェアは p45chip set ベースの、再生利用PCとして充分な価値を有するものである。 目下のところ、 こうした再利用PCのターゲットは ■Google Chromium OS をはじめとして ■ FreeNAS File Server ■ 低負荷(Home) Server などであるが、 何れの用途においても充分すぎる役割を全うできる物と見做せる。

  • NAS for home use の市場は、Melco(Buffalo) や IO Data社製のものが席捲しているようだが、日本橋などでは起動不良などで放出されたジャンク品を目にする機会が多い。 簡単とは言え、FreeNASを気軽に試すユーザーはLinuxやFreeBSDを触ったことのある人に限定されるようだ。
  • 2016.03.25 14:56 | 固定リンク | 構築 1st Stage
    FreeNAS - Active Directory利用の覚書
    2016.03.25

    1. Active DirectoryにはDNSが必須、Domain Controllerを特定するためにDNSサーバーのSRVレコードを利用する。 必須=mandatory

    2. FreeNASがサポートするディレクトリ サービスは
         1. Active Directory (Windows2000もしくはそれ以降)
         2. LDAP
         3. NIS
         4. NT4(Windows2000以前)

    3. Active Directoryとは、Windows ネットワークで資源を共有するためのサービス(デーモン)である。

    4. 通常はWindows 2000以降のWindowsサーバーないしはSamba ver.4が動作しているUnix (互換)OSで、動作する。

    5. ADはネットワークユーザーに対し、権限と認証のサービスを担っているので、ファイルサーバー(FreeNAS)でアカウントを作成する必要が無い。ADの設定をすることで、アカウント情報を引くことができ、且つファイルサーバー上の共有資源(CIFS)にアクセスする権限を提供することができる。

    6. Windows2000以前のOS(NT4など)でDomain Controllerを使用している時は、サービスのNT4を設定すること。

    7. ADサービスを設定するに際して「名前解決」が正常に機能しているかどうかをFreeNASのシェルで確認するため、ADドメイン・コントローラーのドメイン名をpingすること。

    8. この後、FreeNASシステムのホスト情報(DNS record)をドメイン・コントローラーに付加し、今度は逆にドメイン・コントローラーからFreeNASシステムに対して、ping可能であることを確認すること。

    9. ADは同期時間に鋭敏なKerberos認証に依存しているため、数分間の時間差で同期できなくなる。この問題を解決するため、両方(ADDC & FreeNAS System)に※同一のNTP サーバーを適用 ※同一のタイムゾーンを設定 ※BIOSレベルで時刻設定すること、に留意すべきである。

    2016.03.25 14:54 | 固定リンク | 構築 1st Stage
    Console Setup
    2016.03.15


    • Console Setup で Web User Interface を利用できるようにする.


      • Configure Network Interface において、認識されている interface を選び、Network Addressを割り振る。
        これは、FreeNAS File Serverのアドレスだから、通常のクライアント機とは違う 192.168.**.100 とか .200 とかのserverらしいaddressを割り振ることにする。これさえ完了すれば、その他 3)-12)の設定は Web Browser からも設定することが出来る。

      • Network周りのアドレスをDNS中心に設定する。ipv4で設定。 hosts file を記述すれば、DNSは不要。



    2016.03.15 12:00 | 固定リンク | 構築 1st Stage
    FreeNAS 9.3 Stable のセットアップ
    2016.03.07
    FreeNAS 9.3 Stable のセットアップ
    2016.03.07



    2016/03/08現在のダウンロード画面は、 http://www.freenas.org/download-freenas-release.html の通りで、 Image File名は FreeNAS-9.3-STABLE-201602031011.iso(387MB)、これをCDもしくはDVDに焼付ける。 このCDでFile Server機に搭載した8GB-USBメモリにインストールする。

    作製したUSBメモリ(USB HDD扱い)から起動できるようにPC(File Server)のBIOSを設定し、FreeNAS Systemを起動するとハードウェア環境に応じた環境設定が始まる。この環境設定はハードウェアの性能に左右されるが、当サイトで実験したHP DX7200ST機では、15-20分程度、動作中なのか、ハングしているのか、判然としない場面が数度あった。幸いハングすることは無い様だから、最終設定画面が表示されるまで待つことである。

    USB起動の進捗画面がSet Up画面になるまでひたすら待つこと、その後Set Upを終了してWeb ページの管理画面にすすむことになる。当方のPentium4/4GB Memory/G945 仕様のPCでは、最終のConfigure Console Setup画面に至るのがおよそ40-50分程、要したことをここに記しておく。 但し、Console Setup および Web Setupさえ終了すれば、FreeNAS File Server の起動時間は2-3分程度である。 これはクライアントのWindows NetworkにFreeNASが表示されるまでの所要時間である。



     

    2016.03.07 11:29 | 固定リンク | FreeNAS入門 | トラックバック (0) | コメント (0)
    LiveCDからUS
    2016.03.07 12:00 | 固定リンク | FreeNAS入門

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